今年もスペインの空気に触れてきました!
2014年4月3日
「スペイン人と日本人でどう違うと思う?」と、スペイン人と話しているとよく聞かれる。私が感じるのは人との距離間。相手との関係によって心地良い「間」がある…はずなのに、初対面でもスッと懐に入ってくる。かと思ったらパッといなくなったり。人との垣根が低くて自由自在なコミュニケーション。知らない人にも遠慮が無い。道で突然「ねぇ、タバコ持ってない?」なんて聞かれたり(笑)
人間関係は縦ではなく、横に広がっていく感じ。子供と大人も、先生と生徒も、バルのスタッフとお客さんも友達のような雰囲気。立場や年齢が違っても同級生のようにお喋りを楽しむ。
家主のフェリペはボサノバなどが得意な歌い手でもあるので、音楽仲間も多い。フェリペの友達のアントニオはピアニストで、フラメンコにも精通していてピアノで弾いたり歌ったりもする。マノロは「フラメンコのただの愛好家だよ」なんて言いつつ、フラメンコギターも歌もすごく上手い。こんな3人が集まれば、当然のようにギターを弾き始め歌いだしライブが始まる。夕飯を食べていたお店で隣りのテーブルの人達も巻き込んでフラメンコで盛り上がる!私もパルマ(手拍子)をしたり、ちょこっと踊ったり。お店の人も止めもしない日常的な風景…彼等を見ていると生活に音楽が溶け込んでいるのが分かる。
街角のゴミ箱も一つ一つ違う絵が描いてあったり、週末でも無いのに必ず何かしらのライブや舞台があり、22時過ぎに平気な顔で出かけていく。アートは構えて触れるものではなくて身近にあるもの、生活を豊かにするためにあるんだなぁ、とすごく感じるのです。
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