フラメンカERIのスペイン日記 2015 その5

2015年3月23日

フラメンカERIのスペイン日記 フラメンカERIのスペイン日記

お日様の力は本当に偉大、日が出ている時は25℃くらいまで気温が上がるのに、夜になると一桁になったりして、一日の中でも時間帯によって気温の変化が激しい。旅行者はこれで風邪をひく人も多いです。

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太陽大好きなスペイン人、積極的に日焼けする人も多く、私が手を翳して陽をよけていると、「太陽は友達なんだから、そんなことしなくて大丈夫だよ。」と、言われることもあります。日本人の女性が日傘をさしたり、顔を覆うようなツバが広いサンバイザーをしている姿は、彼等にはビックリする光景かも。
翳していた手を下ろして太陽を思い切り浴びてみると、陽気で冗談ばっかり言っているアンダルシアの人達の心持ちが、なんとなく分かる気がしました。太陽は天気だけでなく心も晴れにしてくれる。

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まもなくセマナサンタ。キリストの受難から死、復活に至るまでを再現してお祝いする聖週間。街中では、パソと呼ばれる山車を担ぐ練習が始まっています。このパソはかなりの重量らしく、屈強な男性が多勢で息を合わせてソロソロと歩を進めます。

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そして、その2週間後にはフェリア。厳粛な雰囲気から一転して賑やかなお祭りに。広大な敷地の中に1000くらいの仮設小屋が建てられ、家族や仲間とアンダルシア民謡のセビジャーナスを踊り、歌い、お喋りをして、飲んで、食べてが、なんと1週間も続く!この時期は特に、街中のショーウィンドウも、フェリアの衣装で彩り豊か。私も1度だけ、友人に連れられて来たことがありますが、それはそれは華やかで心躍るようなお祭り。

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ただ、この期間は人も多く、またフラメンコのレッスンもお休みになる所が多いので、敢えてずっと避けてきました。家主のフェリペのように、「何十年も同じことを繰り返して飽きたから、この期間はセビージャにいない」という人もいます。
でもたいていのセビージャっ子は、セマナサンタからフェリアまでの一大イベントが大好きで、「この期間のセビージャは本当に素晴らしいんだから、フェリアが終わるまでいなくちゃダメよ!」と強く勧めてくれたりします。こんなことを言ってくれる友人がいるのは嬉しいことで、次こそはこの期間に合わせて来てみよう、と今から心に決めるのでした。


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