スペイン日記2018 その5

今回受講したフラメンコのクラスは、エル・フンコ、アルベルト・セジェス、ジェラニス、ファナ・アマジャ。ファナ以外は初めての先生ばかりでしたが、とても充実したレッスンばかり。私のスペイン語力はつたないものですが、伝えたいことがビシビシと入ってくる。もちろん大事な話もたくさんあるけれど、口では説明出来ないような、説明すると死んでしまう感覚みたいなものを、感じたくて掴みたくて。考えたり試したり夢中な日々…楽しかったなぁ😄

もう何年もいるような、あっという間だったような旅も終わり。最後の夜は、タブラオ帰りにサンタクルスのバルで、一人タパスを摘みながら、この3週間を反芻。

それにしても、ここに来るたびに自分は「お人好し」だなぁと思ってしまう。つい空気を読んでしまい、たちうち出来ないこともしばしば 笑 こんなに我を出せるエネルギーに憧れもする反面、そうはなれない自分は案外嫌いじゃなくて、だから気が付くこともあるし個性になるのかなと。
旅の終わりの淋しさと、新しい一歩のワクワクを胸に、帰国の途につきます。

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スペイン日記2018 その4

週末は古い友人に会いにマラガへ。マドリッドに居た時に、同じクラスだったトゥリニー。その頃の自分の身の丈に合わないようなクラスを受講し、四苦八苦していた私とは打って変わって、ゆとりのある彼女。既にバイラオーラとして活躍していた彼女は、私が完全帰国してから、フラメンコの仕事で福岡に何度か来ていて、その度に会っては食事や海に行ったり。気立てが良くて、とにかく明るい彼女とは、いつもくだらないことを言いながら大笑い。ところが、足を怪我して度々手術をしているという投稿がFBに。

バスでセビージャからマラガへ2時間半。活気のあるメルカドを抜け、待ち合わせの広場へ。数年ぶりに会った彼女は、以前と同じ明るい笑顔で普通に歩いて来たのでホッ。怪我のことを尋ねると、とあるアクシデントで怪我をし、7回も手術をしたとのこと。医者にはこの先、普通に歩くことも難しいと言われていたそうだが、ガッツのある彼女はリハビリを続け、普通に歩けるように！そして11月のステージで4年ぶりに踊るとのこと！本当に良かった‼︎

そんな彼女が連れて行ってくれたのは、ビーチ沿いの魚介が安くて美味しいレストラン。並んでる人達を横目に、彼女の顔パスですんなり席に着く。当然、どれも新鮮で美味しい！マラガではイワシはあまりにも日常過ぎて、「イワシ」と言わずに「魚」と言うそう 笑
朝、バスを降り立った時には肌寒かったマラガも、12時をまわった頃から太陽の日差しが強く、もうすぐ11月とは思えない夏のような陽気。ビーチは水着で海を楽しむ人達でいっぱい。

帰りのバスは18時発のあちこち経由で4時間もかかるバス。17:30の直行があるからそちらに変えた方が良いとトゥリニー。実は2日前に時間を変更した私。切符売場で「変更は一度しか出来ない」と、けんもほろろの状況でも慌てないトゥリニー。「大丈夫、あと5分あるから」と笑って再度交渉。「だって彼女は経由便って知らなかった」とか「空きはあるでしょ」とか。おかげで、ギリ直行に乗れました。すごい交渉力‼︎
懐かしさと嬉しさと、美味しい魚介と彼女のガッツで、身も心も満たされたマラガ紀行。また会いに行こう、今度は水着も持って😆

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スペイン日記2018 その3

日中はまだジリジリと太陽が照りつけますが、朝夕は風が涼しくて気持ちが良い。昨日はコオロギの鳴き声も。
先週からレッスンを開始し、家からスタジオ、スタジオからスタジオへと毎日歩く歩く歩く。夜には足がパンパンで着圧ソックスが手放せない。土日はレッスンはお休みで、練習しようとスタジオへ行くと、肝心のフラメンコシューズを忘れたことに気付く…戻るしかない💧この日は片道30分の道のりを2往復。帰国する頃にはかなり逞しい体になっていることでしょう 笑

今回のピソは大当たり。丸々貸切りにしたので気兼ね無く使えてゆっくり休めるし、雑多で活気のあるトリアナ地区も、楽しくてすっかりお気に入り。自炊にしたら思ってた以上にお金もかからず、いつもより高いピソだけど結局トントンくらい^_^

週末は久々の外食。間も無く帰国の生徒さん達と、友人オススメの店「ラス ゴロンドリーナス」へ。人気店いうことで開店時間の20時に予約。晩御飯で一番混む時間は22時くらいなので、こちらの方にしてみたら、ちょっと早めの晩御飯。予約した20時ちょい過ぎに行ってみると、案の定まだ支度中で「ちょっと待って」って。このゆるさが、らしくて良し 笑 この店で大半の人が注文している、マッシュルームの鉄板焼き、豚ヒレのステーキ、ホタルイカの鉄板焼きと、箸休めに赤カブと人参のドレッシング和えをチョイス。ハーフサイズというけれど、かなりの量。でもどれも美味しくて4人でペロリと完食。食後は川沿いのテラス席で、生徒さん達の珍道中に大笑い😂

ゆったりと過ごした週末らしい週末の〆は、やっぱりタブラオ。今回の先生の一人、アルベルト・セジェスのアレグリアス、すごく良かったです✨

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スペイン日記2018 その2

束の間でしたが到着翌日に大好きな友人に会え、翌日の日曜は生徒さんを招いてお家ランチ。夕方に闘牛に行くという彼女達に誘われ、初めての闘牛観戦へ。残酷に思い一度も行ったことがなかった闘牛。この機会を逃したら一生行かないかも…ということでGO!

前知識もなく行ってしまったのですが、最後に牛に留めを刺すまでに決まった流れがあるよう。この流れを闘牛士が変わりながら6回行われました。一回だけ、闘争心が途中で感じられなくなってしまった牛がいて胸が痛みましたが、他は牛も前足で土を蹴って闘う気満々で、思っていたほどの残酷さは感じませんでした。闘牛士によって技がいろいろあるようで、体にまとわりつくようなカポーテのさばきが美しかったです。素人目にも素敵だなぁと思った闘牛士には、最後にたくさんの人達が白い布をふっていました。まぁ…でもこの一回で、もう十分かな…なんだかこのまま帰りたくなくて、フラメンコ鑑賞して帰りましたとさ。

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